英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正をする際によく登場する英文契約書用語に,Recourseがあります。
Recourseは,英文契約書で使用される場合,通常,「償還請求」を表します。
例えば,保証人が債権者に対し保証債務(保証人が負っている債務で,借入れをした主債務者が負っている債務とは別個の債務)を支払ったとします。
その後,保証人が主債務者に対して求償請求(主債務者が債権者に弁済するための債務を終局的に負担すべきであるため,保証人は保証債務を履行した場合,その額を主債務者に請求することが可能)する場合などに,この表現が使われます。
頻繁に登場するという用語ではないですが,見かけることはあります。なお,当事者が第三者(下請業者など)に対して支払う支払金を,相手方当事者が後に償還するなどという場合,その支払金のことをdisbursementと言います。
このDisbursementという英文契約書用語も,英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正をする際によく登場します。