英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正をする際に登場する英文契約書用語に,Governing Lawがあります。
これは,英文契約書に必ずといってよいほど登場します。当該契約に関して後に紛争が生じた場合に,従うことになる「準拠法」のことです。
したがって,governing lawは,いざ紛争が生じた場合に非常に大きな意味を持ってきます。
そのため,契約書に定めるのが通常です。
契約書に定めがない場合には,いわゆる国際私法の問題となり,例えば,利害関係の強いと考えられる国の法律が適用されるという結論が導かれたりしますが,判断は各国の裁判所に委ねられるため,非常に不安定となります。