Witness(英文契約書用語の弁護士による解説)
英文契約書を作成,チェック(レビュー),翻訳(英訳/和訳),修正する際によく登場する英文契約書用語英文契約書に,Witnessがあります。
これは,英語・英文契約書で使用される場合,当事者の署名欄でよく使用されます。
「Witness:」などと表記されていることが一般的です。
通常,英語・英文契約書を発効させるには,その取引を実行する権限のある役員などが署名(サイン)することで足ります。
しかし,契約締結後に,何らかの事情をもって,サインは無効であり,契約書の効力はないなどと当事者が主張する可能性が場合によってはあるでしょう。
そのような場合に,間違いなく契約を発効させるために,意思に基づいてサインをしたことを第三者に証明してもらうということがありえます。
Witness欄は,このような観点から設けられる欄です。
Witness欄に署名する第三者は,当事者の社内の人間のこともありますし,社外の人物の場合もありますし,一定の資格職に限定される場合もあります。
後者にいくほど,より契約が重要で,証明度を強める必要があるということを意味することになります。