英文契約書の相談・質問集15 英文契約書はネットにある雛形を変更して作れますよね。

 

 英文契約書の翻訳(英訳/和訳)・作成・チェックに関する基礎的な質問に「英文契約書はネットにある雛形を変更して作れますよね。」というものがあります。

 

 弁護士の中には,ネットの雛形を利用するのは危険だという人も多いと思います。

 

 もちろん,ネットにある雛形の出来がどうなのかという根本問題はありますが,中にはきちんとしているものもあるのも事実です。

 

 反対に,まったく何もない状態から,英文契約書を作成するとどのような問題があるでしょうか。

 

 まず,書きたい内容について表現のミスをする可能性が高まります。検証されていない文章をゼロから作成するので,それだけミスが起こる可能性が高まります。

 

 また,条項漏れの可能性も高まります。英文契約書では,種類ごとにリスクなどがある程度定型化されています。要するに,どの条項がどういう契約に必要かというのは,最低限のレベルである程度決まっているといえます。

 

 それなのに,ゼロから作るということは,本来ゼロから書く必要のない条項の作成に多くの時間を要し,また,本来最低限必要であるのに,その条項を入れ忘れるなどというミスが起こりえます。

 

 そのため,結論としては,ネットにあるものでも標準的なレベルにある契約書である限り,私はドラフトを編集して作成するほうが,ミスする可能性を減らす,時間を節約するという観点で,妥当だと思います。

 

 実際,イギリス留学中にソリシターの養成講座でもそのように習いました。

 

 英文契約書は,小説などの作品とは異なり,必要な内容を正しい表現で表すべきであり,独自の表現の美しさなどは求められていません。

 

 そのため,既存のものを利用するのは間違いとは言えないでしょう。

 

 もっとも,既存のドラフトは最低限の内容を担保するというにすぎませんので,本件取引,貴社の立場に合わせて,今回の取引にフィットする契約内容に変更することが最も大切であることは言うまでもありません。 

 

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