英文契約書の作成,チェック,修正,翻訳や企業の海外展開などのご相談業務にあたる際に,お約束している点は以下のとおりです。
豊富な実績と専門性
クライアントが英文契約書・国際取引で損失を出すことを避け,利益を確保するために,正確で高い品質のサービスを提供するには,@リスクの内容・程度,Aそのリスクの除去・軽減方法,B問題の解決手段などに専門的な法的知識と経験が備わっている必要があります。
私は弁護士登録後,19年目の弁護士として,企業の法務面のサポートをし研鑽を積み,様々な国との間で多数の種類の契約書を手掛けてきました。
国際法務を扱うためには,単に英語ができるというだけでは足りず,英米法の知識や,国際企業法務の実務を扱う経験が必須です。
英語が得意な方であれば,英文契約書に書かれた内容をある程度理解することはできると思います。
ただ,契約用語や法律に詳しくない場合は,意味を誤解したり,実は大きなリスクがある内容を見逃してしまったり,絶対に書かれていなければいけない内容が書かれていないことに気づかないという事態が生じえます。
私は,約3年間のイギリスでの留学,ロンドンの法律事務所での勤務研修経験の中で,英米法,コモン・ロー,英文契約実務,国際取引などについて専門的・実践的に深く学んできました。
その後,英国から帰国後の2012年6月から2022年6月現在まで,
合計2,451のクライアントからのご相談・案件を取り扱わせて頂きましたので他社事例も豊富です。
こうした実績・知識の一部については,当ウェブサイトの左サイドメニューにある「英文契約書の有益情報」に記載された記事を読んで頂ければ確認することが可能です。かなり詳しく記載していますので,ご参考にして頂ければ幸いです。
また,弁護士菊地正登による著作「海外取引の成否は『契約』で9割決まる」が2018年12月4日に出版されました。
過去の実績から,現にトラブルが起こった場面,トラブルになりやすい場面,同じ業界での他社の事例などの情報が豊富にありますので,貴社が安全に国際ビジネスを展開できるようにサポートさせて頂きます。
英文契約書について,単なる翻訳ではなく,国際取引の専門家の立場から,英米法,コモン・ローの知識を踏まえてわかりやすくご説明し,リスクの除去,貴社に有利な内容の提案をすることが可能です。
何が貴社にとって利益であり,何がリスクで不利益なのかについての検討は専門家にお任せ頂き,経営者・担当者の方には,ビジネス・取引交渉に集中して頂くことが可能となります。
迅速な対応
「迅速なレスポンスと対応」を特に重視しています。もし弁護士に対する貴社のこれまでのイメージが「対応が遅くて料金が高い」というものであれば,非常に残念に思います。
お問合せ頂いた場合,原則としてその日のうちに折り返し連絡をし,ご依頼頂いた場合できるだけ早く納品しております。
納期のご希望がある場合,必ず納期までに納品させて頂きます。
ビジネスはスピードが重要です。素早い対応により,「弁護士の回答待ち」という無駄な時間を過ごすことなくなったと経営者・担当者の方に喜んで頂いています。
なぜ素早い対応が可能になるのかと申しますと,業務を限定し,英文契約書の作成業務,顧問業務・企業法務に絞って取り扱い,一般的な弁護士業務といわれる個人の離婚,相続,交通事故などの処理に時間がかかる紛争は扱っていないためです。
多様な紛争案件や訴訟案件を多く取り扱っていると,時間管理が困難な紛争処理や訴訟手続きに多くの時間をとられ,対応が遅くなりがちです。このようなことのないよう,業務を限定しています。
明確なパッケージ料金
専門性の高い国際法務に関する弁護士業務を提供する際にも,中小企業・ベンチャー企業が利用可能なリーズナブルな費用を設計しています。
また,英文契約書にかかる業務はタイムチャージ制(弁護士が検討・修正などに使用した時間をカウントして費用を請求する制度)が取られることが多いです。
しかしながら,利用者からは「タイムチャージだと最終的にいくらかかるか事前にわからないので頼めない」という不安の声も耳にします。
そのため,私は,契約書のページ数・内容などを基にして費用をすべて込みのパッケージ料金を設定し事前にお見積書を提出しております。
料金には,担当者の方との打ち合わせ等のやり取り,契約相手の要請を受けての修正作業など英文契約書の作成作業にかかる業務が含まれています。
特に,1回目の取引きの際に一度専門家に依頼して作成することをお勧めしています。一度安全なものを作成すれば,2回目以降は,必要箇所をカスタマイズして利用できるので,コスト安と判断できます。
ビジネスを理解した丁寧で柔軟な対応
例えば,弁護士が英文契約書の修正案を作成したとしても,弁護士の説明がわかりにくければ,現場の担当者が契約書のリスクなどを理解できず台無しになってしまいます。
そのため,契約書を作成し納品して終わりというのではなく,わかりやすく,担当者が現場で使えるリスク説明,対処法の考案・提示,相手方の修正要求の具体的な意味の説明などを懇切丁寧に行っています。
また,クライアントの要望に応えず,専門家としての弁護士側の都合を優先してしまうと,リスクヘッジはきちんとされているものの,複雑で理解しづらい英文契約書を納品してしまうことになります。
その結果,営業サイドで説明もできず,取引先に不利益すぎてまったく使えないという事態になりかねません。
そのため,ビジネスの内容も詳しくお聞きしています。これまで数多くの企業をサポートし,社外取締役・監査役も務めておりますので,ビジネスについて十分に理解した上でのサポートをすることが可能です。
ビジネスの実態や取引の意図,取引の規模,取引先の性質,取引先との関係,取引歴なども加味して,ビジネスを損なわないような柔軟な対応・提案を心がけています。
私はこれを弁護士としての質問力・ミュニケーション能力の問題だと把握しています。
クライアントに適切な質問をし,問題とクライアントの要望がどこにあるか的確に把握すること
クライアントに対して,わかりやすく現場で使える説明をし,レポートを作成すること
この2点を常にこころがけています。
左メニューの「英文契約書の有益情報」の記事をいくつか読んで頂けると,解説・説明のイメージが一部つかめるかと思いますので,参考にして頂ければ幸いです。