Merit(英文契約書用語の弁護士による解説)

 

 英文契約書を作成,チェック(レビュー),翻訳(英訳/和訳),修正する際によく登場する英文契約書用語に,meritがあります。



 これは,英文契約書で使用される場合,通常,「本案」を意味します。

 

 

 本案とは,請求権本体に係る問題を表します。例えば,AはBに対して売買代金100万円を請求する権利を有しているのかというテーマが本案です。

 

 

 これに対し,例えば,その裁判所で上記代金請求権の有無を判断してもらえるかという管轄の問題,または,その当事者がその訴訟において当事者となる資格があるか(法人格を持っているのかどうかなど)(「当事者適格」(standing)といいます)などの問題は,本案には含まれません。

 

 

 訴訟提起などを受けた被告側は,状況によりmeritについて防御する他,上記の管轄や当事者適格を争うという方法でも防御が可能です。

 

 

 英文契約書の中で登場することはそれほど多くはないかもしれませんが,周辺の用語として理解しておくと良いでしょう。

 

 

 管轄の争いは国際法の実務ではよく登場します。Forum shoppingと呼ばれるものです。管轄争いが生じると,費用と時間のコストが著しく増大しますので,特に英文契約書,国際取引において管轄条項は重要です。

 

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