Description(英文契約書用語の弁護士による解説)
海外進出・海外展開をするときに必要になる英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正する際によく登場する英文契約書用語に,Descriptionがあります。
これは,英文契約書で使用される場合,通常,「説明」という意味で使用されます。
Descriptionは,ただ和訳しても意味は捉えにくい英文契約書用語の一つだと思います。
他の用語と組み合わせて登場することが多い用語です。
例えば,Job Discription,Work Description,Service Descriptionなどとして英文契約書に登場することがあります。
いずれも,前にある単語の詳細という意味でDescriptionが使われています。
例えば,雇用契約書(Employment Agreement)や業務委託契約書(Service Agreement)では,被雇用者が何をするのか,受託者が何をするのかが大切になります。
これらの詳細を表す際に,Descriptionという単語が用いられ,そこに業務の詳細が記載されるのです。
したがって,このDescriptionの後に記載される詳細な内容は重要です。
雇用契約や業務委託契約において,何をしなければならないのかは重要なテーマですので,Descriptionをよく見て,実現可能な内容になっているか,広範にすぎないか,報酬に見合っているかなどをきちんとチェックする必要があります。