Saving(英文契約書用語の弁護士による解説)
英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正する際によく登場する英文契約書用語に,Savingがあります。
これは,英文契約書で使用される場合,通常,「割引率/値引き」という意味で使用されます。
同義語としては,日常用語としてもよく使用されるdiscount(値引き)が挙げられます。
Savingは,日常用語で使われる場合,どちらかというと,「貯蓄」という意味で登場すると思います。
ただ,英文契約書では,割引率や値引きという意味でも登場します。
このように,日常用語として使用される場合の意味と英文契約書で使用される場合の意味が異なる場合,誤訳や意味の取り違えが生じやすくなりますので,注意が必要です。
特にsavingという用語は金銭に関わりますので,誤って理解すると影響が大きいといえますので,正確な意味を捉えるようにしなければなりません。