While/Whilst(英文契約書用語の弁護士による解説)
英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正する際によく登場する英文契約書用語に,While/Whilstがあります。
これは,英文契約書で使用される場合,通常,「…の間」という意味で使用されます。
このWhile/Whilstは,英文契約書で使用される場合に特有の意味を持つというわけではないことが多いと思います。
日常用語として使われる「…の間」という意味で出てくることが多い印象です。
似た意味を表す用語には,duringがありますが,こちらはduringの後が文章ではなく名詞になります。
例えば,during the term of this Agreement(本契約の期間中)などとして英文契約書には頻出します。
これに対し,While/Whilstはこの後に文章が続き,「その文章で表す内容が継続する間は」という意味で使われることが多いです。
While/Whilstは,それほど登場する機会は多くないですが,期限や時期を表す用語は重要なので,押さえておくと良いでしょう。