Through X date(英文契約書用語の弁護士による解説)
英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正をする際に登場する英文契約書用語に,Through X dateがあります。
Xのところには日付が入ります。例えば,through Jly 31st 2020などと記載します。
上記の例ですと,「2020年7月31日まで」という意味になります。
31日を含んだ表現になります。
英文契約書では,契約書の有効期限を表す際にこの表現が使われることがあります。
例えば,This Agreement is valid through Jly 31st 2020.という表現であれば,「本契約は2020年7月31日まで有効である」という意味になります。
ほかにも,from...to...やuntil...,between...などの表現も期間を表す際によく使われます。
Throughは,期間表現としてはそれほど使用頻度は高くないと思いますが,意味が把握しづらい表現の一つかと思いますので,英文契約書に登場したときには的確に意味を捉えるようにしましょう。