Learn of...(英文契約書用語の弁護士による解説)
英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正する際によく登場する英文契約書用語に,Learn of...があります。
これは,英文契約書で使用される場合,通常,「…を知る」という意味で使用されます。
契約・取引関係において,当事者が何かの存在を発見した場合は一定の行為をしなければならないということを定めたいときによく使われる用語です。
例えば,If Distributor learns of any third party trade name, service mark, trademark or trade dress which is likely to cause confusion...とすれば,「販売店が混同を惹起するような類似する商標等を発見したときは」というような意味になります。
他にも,learn of any defects in the Productsとすれば,「製品に欠陥を発見したとき」という意味になります。
類義語としては,discoverなどが挙げられます。これは「発見する」という意味ですので,上記と同じ内容を表したいときに使えます。
上記のように,learns of...はたいていif節の中などで使われ,当事者が一定の事実を知ったときは「…しなければならない」とされていることが多いです。
当然ですが,この「…しなければならない」という内容が重要ですので,合理的な内容かどうかを確認する必要があります。
また,単に一定の行為をするだけでは足りず,行動に期限が定められていることもよくあります。
そのため,何を発見したら,何をいつまでにしなければならないのかを,英文契約書をチェックする際に精査して受け入れられるかどうかを判断するようにしましょう。
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