Commencement date(英文契約書用語の弁護士による解説)

 英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正する際によく登場する英文契約書用語に,Commencement dateがあります。

 これは,英文契約書で使用される場合,通常,「開始日」という意味で使用されます。

 Commencementが「開始」という意味ですので,それにdate(日)が付くことによって,何かの「開始日」を表すことになります。

 英文契約書で登場する場合は,通常は,契約の開始日を表していることが多いです。

 同じような表現としてはeffective date(発効日)が挙げられます。

 こちらも,英文契約書では,契約の発効日を意味することが多く,いつから契約が開始=発効するのかを記載するときによく使われます。

 言うまでもありませんが,いつから契約の効力が生じるのかというテーマは非常に大切です。

 契約が開始されることにより,契約書に記載された条文の様々な効力が生じますので,いつからいつまで契約の効力が生じるのかは明確にするようにしましょう。

 なお,契約開始日を記載せずに契約書にサインした場合,通常は,最後の当事者が署名した日が契約の開始日になります。

 全部の当事者がその日に契約内容について承諾したと考えられるからです。

 ちなみに,契約締結日と契約の発効日(開始日)は一致なくても問題ありません。

 例えば,契約書に当事者がサインをした日が3月1日のところ,契約開始日は1ヶ月後の4月1日とするということも可能ということです。

 この場合,3月1日から31日までの1ヶ月間は,契約締結はしているものの,契約の効力は生じていないということになりますので,注意して下さい。

 なお,契約締結日よりも前に契約の開始日を設定する(バックデート)ことも理論上は可能ですが,あとでトラブルになる可能性があるので,あまりおすすめできません。

 やはり基本的には契約締結日以降の将来の日を契約開始日にするようにしましょう。

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