Inflict damage or loss on...(英文契約書用語の弁護士による解説)

 英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正をする際に登場する英文契約書用語に,Inflict damage or loss on...があります。

 これは,英文契約書で使用される場合,通常,「…に対し損害を与える」という意味で使用されます。

 Inflictはマイナスなもの,良くないものを与えるというような意味を持つ用語です。

 そして,damage or lossというのは「損害または損失」というような意味ですので,

 両者を合わせると「…に対し損害を与える」という意味になります。

 言うまでもないですが,inflictが良くないものを与えるという意味ですし,damageやlossというのが損失という意味なので,これらの用語が使われている条項は重要です。

 当事者に損害を与えた場合に,その損害を賠償するのか(免責の有無),賠償するとしてどの範囲まで賠償するのか(賠償の範囲),賠償の上限はあるのか(責任制限)など,損害の補償について書かれている可能性が高いです。

 特に国際取引では,簡単に訴訟手続などはできませんし,法律についてもどちらの国のどの法律が適用されるかも国内取引のように明確ではないので,英文契約書に損害の処理についてどのように記載されているかは大切です。

 契約書に記載された方向で事件解決を図っていくのが基本となるからです。

 損害の処理は事業の利益に大きな影響を与えるテーマですので,これらの用語が登場したら,周辺の内容を吟味して変更すべきところは変更を要求するようにしましょう。

 「英文契約書の用語解説」のインデックスはこちらです。

 解説者の経歴等のプロフィールはこちらでご覧頂けます。

※また左側メニュー下のサイト内検索に英文契約書用語を入れて頂くと解説記事を検索できます。

 英文契約書の作成・チェック・翻訳・修正サービスについてはお気軽にお問合せ下さい。

お問合せ・ご相談はこちら

 お問合せフォーム・電話・メールでお問合せ頂けます。

 お問合せフォーム・メールでのお問合せがスムーズです。

 

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
03-6453-6337

担当:菊地正登(キクチマサト)

受付時間:9:00~18:00
定休日:土日祝日

※契約書を添付して頂ければ見積回答致します。
受付時間:24時間

 英文契約書の作成・翻訳・リーガルチェック(全国対応),実績多数の弁護士菊地正登です。弁護士22年目(国際法務歴15年),約3年間の英国留学・ロンドンの法律事務所での勤務経験があります。英文契約・国際取引の専門家として高品質で迅速対応しています。お気軽にお問合せ下さい。

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ

03-6453-6337

<受付時間>
9:00~18:00
※土日祝日は除く

弁 護 士 情 報

弁護士  菊  地  正  登
片山法律会計事務所

東京都港区芝5-26-20
建築会館4F
tel: 03-6453-6337
email: kikuchi@mkikuchi-law.com

片山法律会計事務所

住所

〒108-0014
東京都港区芝5-26-20
建築会館4F

アクセス

都営三田線・浅草線三田駅またはJR田町駅から徒歩約3分です

受付時間

9:00~18:00

定休日

土日祝日

 弁護士インタビュー動画

書  籍

士業・翻訳業者・保険会社・金融機関の方へ

各士業の先生方,翻訳業者,保険会社,金融機関のお客様の英文契約書に関する案件についてお手伝いさせて頂いております。

ご紹介頂いたお客様の初回相談料は無料ですので,お気軽にお問合せ下さい。

ご相談方法

メール・電話・Web会議・対面の打ち合わせによる対応を行っております。

サイト内検索 - 英文契約書用語の検索ができます -