英文契約書の相談・質問集260 Proforma invoiceとは何ですか。

 

 

 英文契約書の作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正の依頼を受ける際によく受ける相談・質問に,「Proforma invoiceとは何ですか。」というものがあります。

 

 Proforma invoiceというのは,「仮の請求書」,「見積送り状」,「仮送り状」などと日本語に翻訳されます。

 

 

 正式な請求書はcommercial invoiceと呼ばれます。

 

 

 製品の輸入国が事前の輸入許可を義務付けている場合には,輸出者が輸入者へ事前にproforma invoiceを送付することで輸入国の輸入許可を得られることがあります。


 

 ただ,proforma invoiceは,特にこういうときに使われるという決まりごとがあるわけではなく,現場では見積書(Quotation)の代わりのような役割で使われることが多い印象です。

 

 

 正式なcommercial invoiceが省略されて,proforma invoiceにサインバックして取引が成立するということもあります。

 

 

 Proforma invoiceというタイトルで請求書が来たからといって,仮のものだから何の意味もないだろうと安易に考えないほうが良いです。

 

 

 きちんと取引の流れを事前に相手に確認して,どの行為をしたときに発注したことになるのかを知っておかなければなりません。

 

 

 Proforma invoiceとして送られてきたから,単に見積もりを確認したつもりで受領確認のメールをしたら正式発注として扱われて,製品が届いてしまったということになりかねません。



 こうなると,受領確認メールが発注という法的意味を持っていないということを主張しなければなりませんが,準拠法の内容,判例や商慣習によってはそのような主張はとおらないこともあります。

 

 

 海外取引では,proforma invoiceというものが存在することを理解しておき,その具体的な意味付けはきちんと相手方との間で共通認識を持っておくことが大切です。



 当然ですが,海外との取引では,日本国内の常識は通用しません。また,英語を日本語に訳しただけでは,その本質を理解したことにならないことも多いです。



 そのため,よくわからないという場合には,きちんと専門家に相談するなり事前に調べて明確にすることが重要です。



 くれぐれも日本国内の取引の常識で勝手に解釈して早合点することがないようにしなければなりません。

 

 

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