Respectively(英文契約書用語の弁護士による解説)
英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正する際によく登場する英文契約書用語に,Respectivelyがあります。
これは,英文契約書で使用される場合,通常,「各自/各々」という意味で使用されます。
特に重要な単語ということではないですが,「各当事者それぞれが単独で◯◯できる」などと契約書に記載する際に,このRespectivelyが登場することがあります。
Sevelallyも「個別に」という意味で使用されるので,ニュアンスとしては近いです。
Joint and sevelalという表現で,「共同でも個別でも」という意味を表し,連帯保証であることを示すことができます。
Respectivelyは連帯保証などの表現ではあまり使いませんが,もしこの用語が出てきたら,共同して権利行使などをしなければならないわけではなく,独自に個別に権利行使が可能であるというようなことが確認できます。
権利行使の要件は大切ですので,権利が出てきた場合は行使要件をチェックする必要があります。