Safeguard(英文契約書用語の弁護士による解説)
英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正する際によく登場する英文契約書用語に,Safeguardがあります。
これは,英文契約書で使用される場合,通常,「…を保護する」という意味で使用されます。
英文契約書では,safeguard the Confidential Informationとして,「秘密情報を保護する」などとしてsafeguardが登場することがあります。
情報提供者(Disclosing Party)が情報受領者(Receiving Party)に守秘義務を課す場合,通常,①秘密情報を秘密として管理し,第三者に開示・漏洩しないという義務と,②契約目的以外の目的に使用しないという2つの義務を課します。
この①の義務を表すときに,safeguardを使用することがあります。
ちなみに,秘密情報を秘密として管理するときの注意レベルとしては,「自社の秘密情報の管理レベルと同等であり,かつ,善良な管理者の注意義務のレベルを下回らない」などと規定することがあります。