Convocation(英文契約書用語の弁護士による解説)
英文契約書を作成,チェック(レビュー/審査),翻訳(英訳/和訳),修正する際によく登場する英文契約書用語に,Convocationがあります。
これは,英文契約書で使用される場合,通常,「(会議などの)招集」という意味で使用されます。
Convocation noticeで「招集通知」という意味になります。
英文契約書で,このconvocationで招集される会議というのは,通常,株主総会(Shareholder Meeting)や取締役会(Board Meeting)でしょう。
例えば,Joint Venture Agreement(合弁契約)やShareholder Agreement(株主間契約)などで,株主総会や取締役会の招集条件を定めることがあります。
この会議の招集という意味を表すときに,convocationという用語が使われることがあります。
ちなみに,会議を「招集する」という動詞は,conveneがよく使われます。
株主総会や取締役会は重要な会議体ですので,どのような条件で招集されるのかは非常に重要です。
したがって,convocationやconveneという会議の招集に関する用語が登場した場合は,内容を精査する必要があります。